檀家さんから喜びの報告が!

2018年04月27日

息子の明治大学入学を神奈川の檀家さんからご報告をうけました。白雲なびく駿河台、朝から吉報で心地いいです。

彼の父は学識豊かな常識人で振舞も粋。憧れのお兄さんのような存在でした。クリエイティブな職種でご活躍でしたが、今から十数年前に東京赤坂で急逝、当時私と家内は偶然東京に帰郷中でしたので、訃報に接して板橋の実家から搬送先の慶應大学病院へ急行、枕経をお勤めいたしました。その時の帰郷は法務でも何でもなかったのですが、自坊出発の際に、何となく本衣・紋付切袴・五条・七条・払子ほか衣帯道具一式を車に積んでいたのです。今思えば虫の知らせというか、とても不思議なことでした。

通夜葬儀は四谷にある 我が日蓮宗 正覚寺のたちばな会館を使用させていただきました。小学生だった彼は、お父様に心を込めた手紙を奉読し「お母さんは僕が守る」と伝えました。小学生とは思えぬ立派な態度でした。

とにかく第一線でご活躍された方です。今でも当家墓前では賑やかな東京の情勢やご家族の事などをご報告いたします。

彼は現実と向き合いながらも、明るく正しく成長し、今ではお父様を凌ぐ勢いがあります。お父様のお喜びようが目に浮かぶようです。今度拙僧が東京へ赴いた際は食事に誘ってお祝いしようと思います。

ご法事(滋賀県草津市にて)

2018年04月25日

 

寺庭婦人の倫子(ともこ)です。公式ブログ初投稿です♫

 

先日、滋賀県草津市の檀家さん宅での法事に私も一緒に行ってまいりました。
以前お会いした時に「奥様も一緒にいらしてくださいね」とお誘いいただいてたので、お言葉に甘えて参りました(^-^)
お盆の棚経やお参りなどで運転手として同行しているので、ご挨拶はしたことはありますが、私までお声がけくださるとは思わず、大事なご法事という慣れない場に緊張しました。

仏前には前当主のお父様がお好きだったものが沢山お供えされてました。生供膳もしっかりと!

お経の後は、お食事の供養も頂戴しました。

仕出し料理の他にも、若奥様手作りの美味しいお料理の数々が机いっぱいに用意され、亡くなられたお父様がお酒が大好きだったということで、沢山の種類や銘柄のお酒も用意されていました。
食事の場にまさにお父様がご一緒している、そういう感じでした。
真心がこもっていることは一目瞭然でした(^0^)♪

息子さんはご自身の食事後、ワンちゃんの散歩に出るということで席を外す際、お上人の近くまで来て正座をし手をついて
「お上人さん、お先に失礼させていただきます。本日はありがとうございました」
と仰いました。
誰に言われたわけでもなく、自らこのように出来る姿に、こんなにしっかりとした息子さんを見て素晴らしいと感じましたし、また、このご両親あっての息子さんなんだなと、あらためてご両親に尊敬の念を抱きました。

そういえば、現ご当主の旦那様も、ご自身がお酒をお代わりする際、必ずお父様のお酒も新しいものに差し替えておられました。
今、お父様もこの場で一緒に美味しいお料理とお酒をいただきつつ、楽しんでおられるんだなぁと感じました。
そしてご当主は、こんな話もしてくれました。
「私はそんなに長生きしたいとは思いません。実父が若くして亡くなり自分が小さかった為記憶もなく、ここの父とも(お父様の)仕事柄あまり多くの時を一緒には過ごせませんでしたが、それでも晩年は色々とお話しできました。実父が亡くなった時の年齢(30代)を越え、義父の年齢にもあと少しで追いつきます。その二人の父の年齢を越したら、それで十分だと思っています。それまでに息子に父親たちから学んだ事、伝えられることは全て伝えて、それが私の役目だと思っています。ですから見栄を張るような無理をする事はせず、自分が出来る限りの中で今日のように精一杯していきたいと思っています」と。
そのような話をうかがいながら、涙が溢れそうでした。

夕方4時にお伺いしたのに、気付いたら時計は9時を回っていて、ビックリしました(^^;)
帰りには、食べきれなかった奥様の手料理を持たせていただき、翌日美味しくいただきました❤︎
私もお料理上手になりたいな…

ご家族の皆様に温かく迎えていただき、楽しい時間を過ごしました。感謝しかありません!
ご縁を結んでいただいたお父様に感謝し、この日の記念に皆さんと一緒に写真を撮りました。
皆様には、本当にお世話になりました。

 

 

新しい「いのち」を抱くin精華町

2017年10月24日

今から十数年前、余命宣告されたお父様の供養を見越して、息子さんがお寺へ訪ねてくれました。とても勇気が要る行動です。その後、お医者様の見立て通りにお父様はお亡くなりになり、通夜葬儀と心のこもった供養を志すことができました。

それから数年経ち、私は夢の中でそのお父様からお手紙をいただきました。そのお手紙には「息子のおかげで今自分は浄土にいます。本当に自慢の息子です。ご住職ありがとうございます」と認められていたのです。嬉しかったあ。朝起きて、すぐ息子さんに電話してしまいました。あの時まだ小学生だったお孫さんは、いまや立派なお母さんです。元気な男の子を出産いたしました。

先日精華町のご自宅のお仏壇へ法要に伺ったら、たまたま母子でお里帰りしていて、なんと抱っこさせてもらい、若いお爺ちゃんが写真を撮影してくれました。 幸せだなあ〜。発育増進をお祈り申し上げます。

純眞院正傳日健信士霊位 追善供養。合掌



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