ご法事(滋賀県草津市にて)

2018年04月25日

 

寺庭婦人の倫子(ともこ)です。公式ブログ初投稿です♫

 

先日、滋賀県草津市の檀家さん宅での法事に私も一緒に行ってまいりました。
以前お会いした時に「奥様も一緒にいらしてくださいね」とお誘いいただいてたので、お言葉に甘えて参りました(^-^)
お盆の棚経やお参りなどで運転手として同行しているので、ご挨拶はしたことはありますが、私までお声がけくださるとは思わず、大事なご法事という慣れない場に緊張しました。

仏前には前当主のお父様がお好きだったものが沢山お供えされてました。生供膳もしっかりと!

お経の後は、お食事の供養も頂戴しました。

仕出し料理の他にも、若奥様手作りの美味しいお料理の数々が机いっぱいに用意され、亡くなられたお父様がお酒が大好きだったということで、沢山の種類や銘柄のお酒も用意されていました。
食事の場にまさにお父様がご一緒している、そういう感じでした。
真心がこもっていることは一目瞭然でした(^0^)♪

息子さんはご自身の食事後、ワンちゃんの散歩に出るということで席を外す際、お上人の近くまで来て正座をし手をついて
「お上人さん、お先に失礼させていただきます。本日はありがとうございました」
と仰いました。
誰に言われたわけでもなく、自らこのように出来る姿に、こんなにしっかりとした息子さんを見て素晴らしいと感じましたし、また、このご両親あっての息子さんなんだなと、あらためてご両親に尊敬の念を抱きました。

そういえば、現ご当主の旦那様も、ご自身がお酒をお代わりする際、必ずお父様のお酒も新しいものに差し替えておられました。
今、お父様もこの場で一緒に美味しいお料理とお酒をいただきつつ、楽しんでおられるんだなぁと感じました。
そしてご当主は、こんな話もしてくれました。
「私はそんなに長生きしたいとは思いません。実父が若くして亡くなり自分が小さかった為記憶もなく、ここの父とも(お父様の)仕事柄あまり多くの時を一緒には過ごせませんでしたが、それでも晩年は色々とお話しできました。実父が亡くなった時の年齢(30代)を越え、義父の年齢にもあと少しで追いつきます。その二人の父の年齢を越したら、それで十分だと思っています。それまでに息子に父親たちから学んだ事、伝えられることは全て伝えて、それが私の役目だと思っています。ですから見栄を張るような無理をする事はせず、自分が出来る限りの中で今日のように精一杯していきたいと思っています」と。
そのような話をうかがいながら、涙が溢れそうでした。

夕方4時にお伺いしたのに、気付いたら時計は9時を回っていて、ビックリしました(^^;)
帰りには、食べきれなかった奥様の手料理を持たせていただき、翌日美味しくいただきました❤︎
私もお料理上手になりたいな…

ご家族の皆様に温かく迎えていただき、楽しい時間を過ごしました。感謝しかありません!
ご縁を結んでいただいたお父様に感謝し、この日の記念に皆さんと一緒に写真を撮りました。
皆様には、本当にお世話になりました。

 

 



TOPへ戻る